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2013年3月17日 (日)

札幌競馬場乗馬センター見学会

 札幌競馬場乗馬センターで見学会が行われました。競馬ファンサービスの一環として今回が初めての試みだそうです。
 この日は30人強が集まり、2班に分かれて乗馬センター内の案内・曳き馬体験乗馬・グレードレース勝馬展示をしていただきました。1時間弱の見学会でしたが充実した内容でした。今年は札幌開催がないため定期的(毎月1回?)に行うとのこと。ぜひ参加してみてください。

アクシオン アクシオン アクシオン アクシオン

アクシオン(サラ|セン|鹿毛|10歳|H24.7.15取得)
 昨年の札幌記念出走後に引退を発表しそのまま札幌競馬場乗馬センターに入ったアクシオン、通称「アク」。彼は担当の方が人参をあげるときでも耳を絞っていて、めったにこちらに耳を向けてくれないそうです。そんな彼は人が乗ると一変し、非常に乗り味が良く、人が上にいるときと下にいるときでは態度が違うと担当の方は笑っていました。"咬むから気をつけて"と言われましたが、写真を撮るときはこちらをじっと見て私がどんなヤツか観察しているようでした。いつか耳をこちらに向けてもらえるようになりたいですね。

フサイチピアレス フサイチピアレス(サラ|セン|青鹿毛|17歳|H15.6.17取得)
 乗馬センター最古参のピアレス。札幌開催時は誘導馬として活躍しています。いつもと雰囲気が違う乗馬センター内で他の馬が興味津々で見学者を見ている中、彼だけは鉄柵に頭を向けたままじっと動かず。鉄柵の間からやっと撮れたのがこの写真。穏やかな雰囲気が伝わるでしょうか。
ジーティーボス ジーティーボス(サラ|セン|鹿毛|16歳|H15.8.22取得)
 2000年の共同通信杯でイーグルカフェの2着だったジーティーボス、通称「ボス」。ピアレスともに古株です。この日は曳き馬担当でした。毛の色は違いますがタマモアテンションの兄です。
ロングキングダム ロングキングダム(サラ|セン|芦毛|14歳|H16.5.29取得)
 この日のもう一頭の曳き馬担当ロングキングダム、通称「ロング」。馬スキーでも大活躍でした。開催の時は体験乗馬で活躍中。
エイトブレーヴ エイトブレーヴ(サラ|セン|鹿毛|11歳|H17.10.5取得)
 "何やってんのかな"という感じでのんびり眺めていたのエイトブレーヴ。
ヒノデツートン ヒノデツートン(サラ|セン|芦毛|15歳|H18.6.23取得)
 誘導馬として活躍中のヒノデツートン。身体は白いけど脚が黒く"ツートン"カラーだからヒノデツートンという名になったそうです。今でも腕関節のところが黒いですね。
ベイズウォーター ベイズウォーター(半血|セン|芦毛|11歳|H21.10.30取得)
 馬事公苑から来たベイズウォーター、通称「ベイ」は馬術大会で優勝経験がある馬術の達馬。
タマモアテンション タマモアテンション(サラ|セン|芦毛|10歳|H22.2.26取得)
 ジーティーボスの弟タマモアテンション、通称「タマちゃん」は誘導馬のみならず体験乗馬でも活躍中。短時間でしたが色んな表情を見せてくれました。
マイネルレーニア マイネルレーニア(サラ|セン|栗毛|9歳|H23.3.2取得)
 GII2勝馬マイネルレーニアはグレードレース勝馬展示で登場。とても穏やかで落ち着いており、誘導馬のみならず先日の馬スキーでも大活躍でした。
マイネルスケルツィ マイネルスケルツィ(サラ|セン|鹿毛|10歳|H23.6.11取得)
 誘導馬として活躍中のGIII2勝馬マイネルスケルツィ、通称「スケさん」。馬スキーに向けて練習したもののテンションが上がりすぎて実現叶わず。来年は頑張ってほしい。
ザダーン ザダーン(KWPM|セン|黒鹿毛|9歳|H23.9.29取得)
 競馬学校から来たザダーンは優秀な馬術競技用馬として知られるKWPM(オランダ温血種)。とても優しい目をした人懐っこい馬です。
サクラフブキ サクラフブキ(サラ|セン|芦毛|6歳|H25.1.25取得)
 今年の1月に来たサクラフブキ。競走馬としての登録はなく、研究馬から転用されてきました。マツ毛がかわいい。
メネラウスランスラート メネラウスランスラート(日本スポーツホース種|セン|栗毛|6歳|H25.3.1取得)
 馬事公苑から3月1日に来たばかりのメネストラウスランスラート。遠野で生産された馬場馬術で活躍する日本スポーツホース種です。背が高く(おそらく体高170cm以上)、耳が長いのが特徴。大きいですが優しく人懐っこい馬です。

 他に、シルバーデューク(サラ|セン|芦毛|12歳)、オーデンセ(サラ|セン|栗毛|9歳)、馬車引きで頑張っているチャンス(ハーフリンガー|セン|パロミノ|14歳)、お出迎えでお馴染みゴルゴ(ファラベラ|牡|青毛|19歳)とトニー(AMH|セン|白黒斑|16歳)、唯一の女の子ホワイト(ポニー|牝|芦毛|12歳)も居ました。

 誘導馬として活躍したサンキンバスターは白老の乗馬クラブへ、エイシンタイフーンは共和町のホーストラスト北海道へ移ったそうです。

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2013年3月 3日 (日)

第50回 報知杯弥生賞(GII)

カミノタサハラ
11R 報知杯弥生賞(GII)(芝2000m(A))
カミノタサハラ (内田博幸)
EOS-1D MarkIV + EF500mm F4L IS II USM
マニュアル 1/500秒 F4 ISO:500 WB:5350K(太陽光)

 2歳重賞2勝のコディーノとシーザリオの仔エピファネイアの2強対決の様相を呈した弥生賞でしたが、コディーノは中山芝2000mを教えるかのような乗り方で3着、折り合いを欠いたエピファネイアは早めに動いた分ゴール前で他馬に交わされ4着に終わりました。直線で4頭が並ぶ大混戦を制したのはディープインパクト産駒のカミノタサハラ。展開・位置取り、すべてがうまく填まったレースのように感じました。
 断然人気2頭が勝てなかった弥生賞、1994年のサクラエイコウオーが勝ったときを思い出しました。あの時、私はナムラコクオー・エアチャリオットの枠連1点2万円の馬券を握りしめテレビ観戦していました。レース後しばらく放心状態でした。後にも先にも1点2万円の大勝負をしたのはこの時だけです。

ロンギングエース セトノブロッサム ルー アルファアリア ローズマンブリッジ サトノイクシード ルミナススカイ ポールアックス ドラゴンフォルテ カミノタサハラ カミノタサハラ カミノタサハラ カミノタサハラ カミノタサハラ フラアンジェリコ

手前と馬の姿

 今回の弥生賞では勝ったカミノタサハラが直線で先頭に立つ際、手前を替えるところを撮ることができました。上の弥生賞の写真1枚目ではカミノタサハラは左手前で走っていますが、2枚目で手前を替え、3・4枚目では右手前で走っています。ご覧のように右手前・左手前で写真に写る馬の姿は大きく変わるのです。

 ギャロップで馬が走る際、四肢が地面から離れ宙に浮く直前まで地面に付いている前肢が右であれば右手前、左であれば左手前です。右回りコースの場合コーナーは右手前で回ります。右手前では推進力は斜め右方向に働くためです。同じ手前で走り続けると疲れてくるため通常直線を向くと手前を替え、最後の踏ん張りに備えます。ですので1枚目のカミノタサハラのような馬の姿の写真が多くなります(右回りで左手前・左回りで右手前)。

 直線で手前を替えずに押し切るケース(短距離に多い)、カミノタサハラのように直線で2度手前を替えるケースもあります。競馬写真に写った馬の姿から手前を知ることで馬の個性・能力やレース展開などを推し量ることができます。これも競馬写真の楽しみ方の一つかもしれません。

 馬の走り方・手前についてはBLUE BACKS『競走馬の科学』JRA競走馬総合研究所編にわかりやすく解説されています。お勧めします。

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2013年3月 2日 (土)

第8回 夕刊フジ賞オーシャンステークス(GIII)

 今年2回目の遠征です。北海道はまだまだ雪深い時期ですが、関東では春一番が吹き、中山競馬場のスタンド側と馬場を区切る垣根には山茶花が咲いていました。

サクラゴスペル
11R オーシャンステークス(GIII)(芝1200m(A))
サクラゴスペル (横山典弘)
EOS-1D MarkIV + EF500mm F4L IS II USM
マニュアル 1/640秒 F4 ISO:100 WB:5350K(太陽光)

 重賞になってから早8回目を迎えるオーシャンステークス。このレースを出走した馬が3年連続で高松宮記念を制しており、高松宮記念を占う重要なレースとなっています。2年前の覇者ダッシャーゴーゴーが復調気配、斤量56kgで出走してきたので人気を集めましたが詰めの甘さは相変わらず。サクラプレジデント産駒サクラゴスペルが準オープン・オープン特別・重賞と3連勝を果たしました。

ビアンカシェボン プリティウイッチ クロムレック テラノコブラ オメガキングティー カフナ サクラゴスペル サクラゴスペル ドゥーアップ

ターフビジョンの壁を用いた露出決定法

 カメラのAE機能(自動露出)を利用すると、撮ったレース写真の絞り・シャッター速度の値がレース直前のそれと異なることがよくあります。絞り優先モードで撮るとシャッター速度が遅くなりブレてしまったり、シャッター速度優先モードで撮ると絞り開放でも標準露出にならず暗く写ってしまったり。これは馬の色が黒いためカメラが誤って暗いと判断してしまうせいです。これを避ける方法がないかずっと考えていました。

 カメラに備わっている反射光式露出計は被写体が光の反射率18%のものであると仮定して露出を決めています。馬のような黒い被写体の反射率は平均4%で18%よりも低いため、カメラの露出計は暗いと判断し露出オーバーの値を出してしまいます。逆に言うと、あらかじめ反射率18%の被写体で露出を測り、その露出になる絞り・シャッター速度に固定してレース写真を撮ればこういった問題は解決できます。レースでカメラを向ける方向に反射率18%グレーに近い被写体がないか探したところ、ターフビジョンの壁が使えそうです。

 ターフビジョンの壁をファインダーいっぱいに移し込むことは難しいので、カメラの測光モードをスポット測光にし、測距点付近に限定して測光したところ(右上図参考)、入射光式の単体露出計の値とほぼ同じ値が得られました。今回はこのやり方で絞りとシャッター速度を決め、マニュアルで設定して撮影しています。

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